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≪伝説・言い伝え≫
羽犬伝説(はいぬでんせつ)

【 福岡県 筑後市(ちくごし) 】

 葛野(くずの)は、古くから※豊前や※筑前の国から、※肥後や※薩摩の国へ通じる坊津(ぼうのつ)街道の宿場町として栄えてきました。

 今から約四百年前の天正十五年、時の関白豊臣秀吉が、九州の島津征伐に、大軍を率いて葛野を訪れた際、翼のある犬をおそば近くに連れておりました。

 その犬はとても賢く、秀吉と家臣たちはたいそう可愛いがっておりましたが、この地で病気にかかり、死んでしまいます。

 秀吉は悲しみに暮れ、見かねた家臣たちは、犬のために塚をつくり葬りました。
        
それにより葛野は、羽犬塚(はいぬづか)という地名になりました。

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宗岳寺(そうがくじ)

慶応元年(1596) 創建で、羽犬のものと伝わる塚があり、その塚の横に祀られている六地蔵尊は、豊臣秀吉が寺に寄進しました。

【住所】福岡県筑後市大字羽犬塚521

 ※ 豊前(ぶぜん) 現在の福岡県の北九州地区。
 ※ 筑前(ちくぜん)現在の福岡県の筑豊(ちくほう)地区。
 ※ 肥後(ひご)  現在の熊本県。
 ※ 薩摩(さつま) 現在の鹿児島県。

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池の山荘 ;最寄り駅の「羽犬塚駅」は、羽犬の石像や宗岳寺があります

 
 
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